桐朋 わが子の成長を実感。生きていくための力
―受験校と合格校は?
桐朋中学と東京都市大付属中学です。
―合格発表時のご様子は?
本人は2校とも試験終了時に「できた、受かった」と言っていたので、合格発表時は「ほら、言ったでしょ」という感じでした。都市大は当日夜に結果を知ることもできましたが、不合格だと翌日も同校の試験があったので、皆で話し合って結果を見ずに寝ました。
―親御様だけでこっそり結果を見てしまおうとは思わなかったのですか?
もともと長期戦覚悟でしたし、親が起きていると、子どもも気になって寝付けないだろうと思い、潔く寝ました。
―そういう決断は大事ですね。
翌朝、家族そろってパソコンで都市大の結果を見ました。1日で終わり、ホッとしました。
桐朋中学は掲示板での発表でした。本人に先に見に行かせると、「やっぱりあったよ」と戻ってきました。その後私と妻も見に行って番号を見つけ…そこで周囲の親子の歓喜の様子を目にして、こんな学校に合格できたのかと、感慨深いものがありました。試験後に本人が自信ありげだったことに対しては、正直なところ半信半疑でした。でも、彼が言った通り2校とも合格。その時、我が子も成長したんだなぁと改めて実感しました。その喜びは、彼が生まれた時に次ぐ、大きなものでした。
―生まれた時に次ぐ…何とも深い気持ちですね。
その後、本人にもそれを伝えたんです。あの年頃ですから何も返事はありませんでしたが(笑)。人生で初めて、生きていくための力をひとつ身につけたのではないかと思います。
合格した最大の要因は?
―試験直前になって本人が自信を持てたことだと思います。過去問をしっかりやって、得点を取れるようになったことが自信につながったようです。そして、学館での学習が楽しく、すすんで通えたこと、受験に対して最後まで嫌にならなかったことも大きかったのではないでしょうか。